安全性の高い造成工事
建設工事の前準備となる造成工事。造成工事にトラブルがあると、その上の建物にも問題が生じるため非常に重要な工程です。当社は長年、神奈川県横須賀市を中心に土地の造成工事、外構工事を手掛けてきた経験があり、多くのお客様と取引があります。これからも信頼を損なうこと無く、丁寧な施工を行っていきます。
造成工事とは?
造成工事とは、山や傾斜、溝、窪地といった様々な土地を宅地用に整える施工です。「宅地でない土地を宅地にする」「排水機能を向上させた宅地にする」など、地域の実状に合わせて工事を進める必要があります。そのため、建物の根幹に関わる非常に重要な工程です。
土地の造成が必要なケース
具体的な事例とともに、土地の造成工事がどのような時に必要になるのかを紹介します。
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土地の形が変形している
すべての土地が通常イメージされるような四角になっているわけではありません。中には建物の形が制限される歪な形の土地もあります。
そのような形を生かして、建物を建設することも可能ですが、効率よく土地を使えないため、空いたスペースが出てくるなどの不都合が生じることも考えられます。そのため、変形をできるだけ四角に整える造成工事を行うのがおすすめです。
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土地に高低差がある
土地に傾斜があって高低差が生じている場合は、平らな宅地にする必要があります。重機で斜面を崩す「切土」や、土地が低くなっている箇所に土をいれる「盛り土」などが代表的な方法です。
ほかにも、土地の高さが上り坂のようになっているケース(山の上など)では、高低差が大きすぎるため、なだらかに傾斜をつけて、土地の造成をすることもあります。
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土地の地盤が軟弱
土地の地盤が軟弱な場合は造成工事が必要です。
特に斜面の土地に盛り土を行う場合、単純に土砂をいれただけでは意味がありません。地盤をしっかり整えるためには、転圧や土砂の種類を調整する必要があります。
ほかにも、もともと土地が田んぼや畑だった場合は、腐葉土になっている可能性があり、取り除いた上で盛り土を行う必要が出てきます。
土地の造成の種類
土地造成や整地の種類をご紹介いたします。
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粗仕上げ
建物を解体した場合などに行う簡略化された土地造成・整地です。
木材・瓦礫・コンクリート片など大きなものを取り除いていきます。そして、細かな石や木の切れ端などは土と混ぜた上で転圧。
どこまで細かいものを残すかは定められておらず、施工会社によって捉え方が異なります。 -
砂利造成
粗仕上げよりも、さらに細かく廃材やコンクリート片を取り除く方法です。取り切れない微細な廃材は、土と混ぜていきます。
その上から砂利を敷いて転圧するので砂利造成と呼ばれています。「見た目が整う」「水はけが良い」など様々なメリットがあります。
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防草シート仕上げ
土地を平らにした後に、そのまま放置していると当たり前ですが雑草が生えてきます。
その際に、防草シートを敷いて、土や砂利を被せれば、雑草の生育を抑えられます。防草シート仕上げは、個人でもできると言われていますが、正確に仕上げるのは困難です。是非プロに依頼して、面倒な雑草処理から解放されましょう。
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コンクリート、アスファルト仕上げ
コンクリート、アスファルト仕上げは、土地を駐車場に利用することを考えていたり、メインテナンスなどの管理を楽にしたりする際に必要な施工です。
ただし、コンクリート、アスファルト仕上げは慎重に検討しましょう。もしも建物を建てることに方針が変わった場合、コンクリート部分を再度解体する手間とコストがかかるためです。